タチウオテンヤを3分で解説/仕掛け・誘い方

タチウオ セッティング

大阪湾や東京湾で夏の風物詩と言えば『タチオウ』
オフショアでタチウオの狙い方はジギング勢よりもテンヤ勢の方が多い印象です。
誘って掛けるゲーム性が魅力の釣りですね。
仕掛けがシンプルで初心者の方でも始めやすく、釣って楽しく、食べて美味しいタチウオの魅力をぜひ感じてください。

テンヤってなに?

テンヤとは針とおもりが一体となった仕掛け。

テンヤ タチウオ

出典:shimano

針の上にエサ(イワシや鯖の切り身など)を針金で巻き付け、タチウオが下からアタックしてきたら、合わせて引っ掛ける独特の釣り方です。
どう見てもあの小さな口には似つかわしくない巨大な針、イワシ一匹丸々餌に付けると頭が二つ?など突っ込みどころ満載ですが、合理的な釣りとなってるのでこのままお読みください。

竿(ロッド)

近年人気が爆発しているので、色々なメーカーが専用ロッドを販売している。
夏の7月頃から早春の3月頃(地域や年毎によって異なる)がシーズンと、半年程の季節もののためにまずはタイラバロッドなどで流用する方もいる。
釣り船によってはレンタルもよく見かけるので、まずはレンタルスタートもお勧めです。

タチウオテンヤ ロッド

種類

これはよほどの事情がない限りは【ベイトロッド】を使用しましょう。
マニアックに、キャスティングして横引きで狙うためにスピニングを使いたいって人もいてるかもしれませんが、スピニング禁止の釣り船も多数ありますので要注意を。
ロッドでアクションをつけますし、穂先でアタリを取ったりするので感度の高い専用ロッドが良いのですが、好き嫌いも別れそうなので最初は代用品かレンタルで良いのかなと思っています。

・ベイトロッド一択
・タイラバロッド転用やレンタルも一考

対応負荷・長さ

釣り船にもよりますが、40号(150g)統一が大阪湾の遊漁船は多いですね。
20号などの軽いサイズでの統一は聞いたことがないですし、60号も珍しいので40号対応で問題ないと思います。

釣れてもタモ入れはせず糸を持って引っこ抜くので取り回しが良く、キャスティングすることもないので6ft(1.8m)程の長さで大丈夫です。多少の前後は許容範囲です。

・40号(150g)対応
・6ft(1.8m)前後

リール

リール ベイトリール

糸の取り巻きサイズはよく行く海域によって異なると思いますが、大阪湾は2号程度が200~300m巻けるサイズ。
また150g前後のテンヤを何度も上げ下げするために疲れやすく、電動リールの使用者が多いです。
電動リールならば、シマノ400~600番・ダイワ200番サイズが丁度よいです。
棚を探る釣りでもあるので、手巻きの人ならばカウンター付きリールが良いですね。

糸については感度が必要なため、PEラインでリーダーはフロロ10号前後。切れにくいワイヤーリーダーを使用する方もいますが、テンヤの動きが鈍るのでお勧めはしません。
むしろリーダーを太くしても切れるときは切れるので、とことん細くする人もいらっしゃいますね。

・できれば電動リール:シマノ400~600番・ダイワ200番
・手巻きならカウンター付き

誘い方

タチウオ テンヤ

タチウオは遊漁力が低く、捕食も下手なので派手なアクションは厳禁。
また夜行性の為、日中はボトム(底)をメインに探るのがよい。
遊漁船ならば船頭さんが『水深〇〇m、底から10mまでに感度』とかアナウンスしてくれるので、アナウンスされた指示棚まで速やかに移動させよう。
基本的な動きとしては

【基本動作】
①底までテンヤを沈める
②1~2回巻き上げて5秒程度ステイ
③あたりがなければ①の動作を繰り返す
④指示棚を大きく超えると再度①からの繰り返し

【ただ巻き】 低活性時に効果あり
①底までテンヤを沈める
②ゆっくり定速て巻き上げる
③あたりがなく、指示棚を大きく超えると再度①から繰り返し

*速度によって反応が変わるので、色々な速度で試してください。

【ゴー&ストップ】
①底までテンヤを沈める
②早巻で数回(1~5回程度)巻き取りストップ(ステイ)
③ ②を繰り返し指示棚を大きく超えると再度①から繰り返し

*ストップしたときにあたることが多い。

釣果をのばすコツ

知っている知っていないで想像以上の釣果に差が出るコツがあります。
群れで移動しており、地合いに入ると入れ食いも多い釣りなので効率的に挑みましょう。

タチウオ 大漁

出典:シアターカミカゼ

あたりに合わせて掛からなくても、止めない・落とさない・巻き続ける

タチウオは貪欲、タチウオは群れるを念頭に置いて合わせて掛からなくても同じアクションを続けてると再度当たってくることが多々あります。
一度のフッキングミスは気にせずに、黙々と強い心で繰り返しましょう。

・繰り返し継続して誘いましょう

テンヤは複数用意しましょう

地合い(釣れる時間)は突然現れて突然消えていきます。
チャンス時間にしっかりと釣果を伸ばすための下準備と思い、餌を付けたテンヤを数個作り、すぐに付け替えれるようにしましょう。
また慌てて付けた餌は、ずれて付いているケースが結構あり、真っ直ぐに餌がついていないテンヤは変な動きとなり、タチウオに警戒されてしまいます。
手間だと思っても釣果を伸ばすために頑張りましょう。

・餌付きテンヤを複数個用意

一日の中でも刻々と変化します

底から5mまでのただ巻きで釣れてたのに急に釣れなくなった・・・など同じ日でもタチウオが好む棚やアクションは刻々と変化します。
同じことを繰り返さず、アタリが遠のいてきたなと感じたら色々と試してみましょう。
周りに釣れている人が居たらアクションを見たり、棚を教えてもらったりして共同作業として同行者全体で釣果を伸ばせるように協力しましょう。

・刻々と棚やアクションは変化します
・周りと協力して釣果を伸ばしましょう

全国で盛り上がりを見せるタチウオ釣り。釣って楽しく食べて美味しいタチウオをたくさん釣ってくださいね。このブログが少しでも参考になったらなと思います。

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