オニアジって正確に知っていますか?大きなマアジの事ではなかったのです!

釣り セッティング
オニアジ
気まぐれクックより

アジはサビキでも良く釣れて親しみのある魚ですよね。一般的な「マアジ」、高級魚の「シマアジ」、GTと言われる「ロウニンアジ」、南国なんかで生き餌に良くされている「ムロアジ」などなど。

私が住むエリアでは40m以上のアマジを「鬼アジ」と称して盛んに狙われています。7月頃の初夏12~1月の真冬に狙ったりしています。なのでつい最近まで「オニアジ」=「デカいマアジ」と信じ込んでいました。なので本当の「鬼アジ」の説明と、関西地方での「鬼アジ」の釣り方を説明しますね。

刺身

九州など日本南部では夏で、和歌山より北部では秋から冬に肥えた個体が出てくる魚。

味が極端な魚で脂が乗っていると極上で、痩せると極端に味が落ちる。身は一見カツオの様に見えるほど、血合いは濃いが旨味が詰まっている。

昔は西日本の太平洋側で上がっていた魚みたいだが、近年は相模湾など昔はいなかった場所でも見られるようになってきている様子。これも温暖化の影響なのだろうか・・・。

オニアジ
【仕入れ屋】トウカツ

目利きは至ってシンプルで脂が乗っている個体はゴリゴリに体高があり、まるで肥えたカツオのように丸みを帯びた流線形になっています。

オニアジ
【仕入れ屋】トウカツ

ゼイゴ(稜鱗)がガッツリと入ってますし、カツオ並みに皮が硬く鱗も小さいです。魚捌き系YouTubeでは勝手にNo1と思っている気まぐれクックですら初見では捌くのに難航していました。

鱗もゼイゴも取らずに皮をおろしましょう

オニアジを目指して捌いたわけではなく、正体不明の魚として捌いていました。私はこれをみて「オニアジはデカいマアジではない」と初めて知りました。けど関西ではデカいマアジを鬼アジとしての認識で釣り船が多数出ていますので、どちらの認識でもいいのかなって思います。

相場としてはkgあたり1,000円前後なので高くはなく、手の届く魚なのだがネットなどでの流通は全然見られなかった。たまに行く市場でも注意してみていなかったのでこれからは見つけたら即買いします!

オニアジ

明確な基準はないと思うが40cmや50cm以上のマアジを鬼アジと呼んでいる。最近流行りのクログチ釣りを混ぜた「アジ・クログチプラン」や「アジ・真鯛プラン」「アジ・五目釣りプラン」「鬼アジ専門プラン」など。【鬼】が付いていないアジ釣りの場合は20cm台の通常のアジを狙う場合が多いので、予約の際には要注意を。

地図
google map

タチウオでも青物でもお馴染みの紀淡海峡がメインの釣り場。紀州の紀、淡路島の淡を取って紀淡(きたん)海峡。シーズンになれば巨大船団が出来上がりますので近づいてきたらすぐにわかります。タチウオ船団、アジ船団、真鯛船団、青物船団が入り混じる時期などは見てて楽しいものもあります。

セッティング
photo AC

バーチカルで底をこまめに取る釣りになるのでベイトロッドが圧倒的に使いやすいです。ラインは乗船する釣り船によって指定されている場合もありますので要注意ですが、最近は糸の性能も上がっているので私はPE0.6~0.8号などの細いと使用しています(イカ釣りやタイラバと兼用する場合が多いので)。

鬼アジ釣り専門で購入される方は別として私は流用できるロッドを前提でお勧めします。そしてコストパフォーマンス重視で。その為に3m近い長仕掛けを使う場合は取扱いに注意してください。

【イカメタル流用】
イカ釣りをしたことがある方はご存じのエメラルダス。鬼アジ釣りでは30~40号のオモリを使い場合が多いのでイカメタルには少し固めのロッドとなります。太平洋でのイカメタルでは固すぎますが、日本海ではちょうど良いと思います。

シマノでコスパを求めたイカメタルロッドは30号までが多いので、コスパ重視でイカメタル流用ロッドはダイワかなと思います。

【タイラバ流用】
200gまで対応できるタイラバ流用モデルです。タイラバをしない方にはそのままイカメタルにも利用できますので、夏は鬼アジ、秋にかけてイカメタル、冬はアマラバなどのリレーができます。

【タイラバ・イカメタル流用】
タイラバでもイカメタルでも海上釣堀の鯛や小物狙いでもなんでも使えるスタンダートモデルですね。価格も1万円だいなので持っていて損はないと思います。数年前イカメタルに向かう道中、リールを忘れたことに気付いて取り合えず購入したバルケッタ301HGを今でもイカメタルやタイラバやアマラバやタチウオジギングや海上釣堀で愛用しています。

3mタイプとなります。ロッドの長さと考慮して使い勝手や手返しを考えて購入してくださいね。

鯵の習性や特性を知っていると自ずと釣り方はわかってくると思いますので、簡単に箇条書きでご説明します。

  • 底中心→着底後1~2回転巻き上げてステイ
  • 誘わない→駆け下がりや駆け上がりを意識して底をキープするのみ
  • アワセない→向こう合わせてOK
  • ポンピングしない→口が柔らか為、強引に巻き上げない

意識するのはこれだけでokです。

鯵は大衆魚で価格も手ごろですが味は絶品。刺身でも焼きでもフライでも調理方法も多数にある万能な魚です。その中でも釣りごたえもある鬼アジ。あの病みつきになる引きを堪能してください。

それでは皆様の爆釣と安全釣行をお祈り申し上げます。

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