タチウオのテンヤ釣りって「アタリを感じる→食い込ませる→掛ける」という3段階のやり取りが面白くて、その全部をロッドに委ねる釣りなんですよね。だからロッドの性能がそのまま釣果に出やすい。
そんなテンヤタチウオの専用機として長年支持されているシマノ「サーベルマスター」シリーズが、2026年にXRグレードをモデルチェンジしました。3つのポイントを中心に、何が変わったのかを解説します。
サーベルマスター XRの公式サイトは《こちら》
変更点その1|Xシート テクニカルガングリップの刷新

フロントにトリガーを追加し、操作性が大幅向上
前作から引き継いだ疲労軽減・安定性の設計に加えて、今作ではグリップのフロント部分にトリガーが新設されました。人差し指や中指を掛けることで新たな力点が生まれ、ロッドを保持したときの手首の自由度が上がっています。
テンヤタチウオは誘いを繰り返す釣りなので、長時間手に持ち続けることになります。潮の抵抗や魚の引きを手のひら全体で分散する人間工学に基づいた設計で、手の大きさや左右の利き手を問わず使いやすい構造になっています。
変更点その2|穂先に「タフテック∞」とオレンジ塗装を採用

強度3倍の高強度カーボンソリッドと視認性の向上が同時に実現
今作で大きく変わったのが穂先素材です。73M180と82MH180の2モデルに、高強度カーボンソリッド「タフテック∞(インフィニティ)」を新搭載しました。
一般的なソリッドと比べて巻き込み強度3倍・巻き込み量5倍(シマノ社比)という数字で、破損リスクを抑えつつ軽快な操作感とアタリの表現力を両立しています。
さらに穂先にオレンジカラー塗装を採用。晴天時はもちろん、光量が少ない悪天候時でも穂先の動きが見やすくなり、微細なアタリを目でも捉えやすくなっています。なお91H170モデルの穂先はグラスソリッドで、食い込みと目感度を重視した設計です。
変更点その3|スパイラルXコアとXガイド 3Dチタンの採用

ネジレ剛性の向上とラインガラミの軽減を同時に実現
ブランクスには次世代構造「スパイラルXコア」を採用し、テンヤ操作やフッキング時のパワー伝達性を向上させています。細かいシェイク操作を多用するタチウオの釣りで、ロッドがブレずにアクションをテンヤに伝えられるかどうかは大事なポイントです。
穂先部には上位機種にも採用されている「Xガイド 3Dチタン」を継承。コンパクトで変形に強いガイドで、細かいシェイクアクション時のPEラインの糸ガラミを最小限に抑えます。
ラインナップは3モデル展開
自分の釣りスタイルに合わせた調子で選ぶ
| 品番 | 調子 | 全長 | 自重 | テンヤ号数 | 税抜本体価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 73M180 | 7:3(乗せ重視) | 1.80m | 145g | 30〜60号 | 56,500円 |
| 82MH180 | 8:2(オールラウンド) | 1.80m | 147g | 30〜60号 | 56,500円 |
| 91H170 | 9:1(掛け重視) | 1.70m | 146g | 30〜60号 | 56,500円 |
73M180はしなやかな穂先で食い込みへ誘導する乗せ重視モデル。電動スロー巻きやステイが得意で、波の揺れを吸収してテンヤを安定させます。大型タチウオ狙いでもじっくり食わせられる安心感があります。
82MH180は操作性・手感度・食い込み・掛け性能のバランスを高次元で融合した万能モデルです。エリアや時期、誘いのパターンを問わず対応できる定番の1本で、1本だけ選ぶならここです。
91H170はグラスソリッドの穂先で食い込みと目感度を確保しつつ、バットの強さで鋭いアワセを実現した掛け重視モデル。高活性時に積極的に攻める釣りに向いています。
まとめ
Xシート テクニカルガングリップの刷新・タフテック∞の穂先・スパイラルXコアのブランクスと、実釣に直結する3点が同時に進化した今作は、前作ユーザーにも刺さる内容です。
「食わせたい場面が多い」なら73M180、「まず1本だけ選ぶ」なら82MH180、「積極的に掛けにいきたい」なら91H170というのが基本的な選び方です。大阪湾のタチウオシーズンに向けて、タックル選びの選択肢として加えてみてください。
それでは本日も皆様の爆釣と安全釣行をお祈り申し上げます。

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