2026年3月、ダイワ(DAIWA)の大型スピニングリール『26セルテートSW』の大型番手(8000〜20000番)が発売されます。
フラッグシップモデルである「ソルティガ」と同じ設計思想を持ちながら、ローター素材の違いによる独自のレスポンスを獲得した本製品についてスペックと構造を解説します。
ソルティガ直系「パワードライブデザイン」の採用


最大の進化は、次世代大型スピニングリールの設計思想である「パワードライブデザイン」の採用です。これは大きく2つのユニット(エンジンとローター)で構成されています。
初動から力強い「パワードライブエンジン」

フルメタル(AL)モノコックボディの内部には、大口径・肉厚化された「オーバーサイズドパワーデジギア」が格納されています。
さらに、内部のオシレート機構(スプールを上下させる仕組み)を2ベアリング式に変更した「ローラーパワーオシレーション」を採用。これにより摩擦抵抗が大幅に低減し、従来比でオシレート効率が約30%向上。高負荷時でもスムーズな初動とパワフルな巻き上げを実現しています。

ZAION素材の「パワードライブローター」
フロントユニットには、セルテートの代名詞とも言えるZAION(ザイオン)素材のローターが採用されています。

合理的な球体形状による肉厚化が施されており、前モデル(21セルテートSW)と比べローター剛性が約39%アップしています。同時に、ソルティガ(アルミ製ローター)と比較して約14%の低慣性化(※14000番での比較)を実現。これにより、ワンピッチジャーク時の軽い巻き出しなど、惰性を抑えたハイレスポンスなルアー操作が可能となっています。

キャスト性能と耐久性を支える最新機構
- LC-ABS SW: スプール巻糸部の上側面に二段テーパー形状を採用。太糸使用時の摩擦抵抗が軽減され、前モデル比較で約2%の飛距離アップが実証されています。
- タフラインローラーシステム&クランクパワーベール: ベールアームと一体化したローラー軸によりガタつきを排除。最適傾斜のクランク形状と新設計のPE専用ラインローラーが、摩擦抵抗を低減します。
- マグシールド&ATD TOUGH: ピニオン部とラインローラー部にマグシールドを配置し、塩分や異物の侵入を遮断。ドラグには耐久性の高いカーボンワッシャーを採用した「ATD TOUGH」が搭載されています。
全9機種のラインナップ展開
ヒラマサやブリを狙う近海ジギングから、大型マグロ・GTキャスティングまで対応する全9機種(8000-P/H、10000-P/H、14000-P/XH、18000-H、20000-P/H)が展開されます。
青物ジギング・キャスティングの定番となる8000番サイズ(8000-P、8000-H)は、24 Stradic SW8000hgや25 Stella SW8000hgなどの人気機種と並び、大型魚狙いのメインストリームとなる番手です。ZAIONローター特有の「巻き出しの軽さ」と「ハイレスポンス」という、明確なスペック上の特徴を持ったリールとなっています。
それでは本日も皆様の爆釣と安全釣行をお祈り申し上げます。

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