
2026年2月発売のダイワ「26セルテートHD」を徹底解説。10年ぶりに復活したHD(ヘビーデューティー)モデルは、アルミ製エアドライブローターを搭載し、SW機に迫る剛性を実現。サワラキャスティングやショアジギングに最適な番手や24モデルとの違いを紹介します。
伝説の「HD」が、まさかの進化を遂げて帰ってきた
「SW(ソルトウォーター)モデルまでは必要ない。でも、汎用リールでは正直不安だ」
そんなジギンガーやショアアングラーの切実な悩みに、ダイワがついに答えを出しました。 2016年モデルを最後に姿を消していた「HD(ヘビーデューティー)」の名を冠したセルテートが、2026年、10年ぶりに復活します。
これまでの汎用リールは「軽さ」こそが正義とされ、ローター素材にはカーボン樹脂(ZAION)が使われるのが常識でした。しかし、この26セルテートHDは違います。

なんと、ボディだけでなくローターまでもが「フルアルミ」。
金属の塊のような剛性を持ちながら、ダイワの最新技術「エアドライブデザイン」によって軽快な操作性も手に入れた、まさに「怪物狩りのためのコンパクトリール」。今回は、発表されたばかりのスペックを紐解き、なぜこれが関西のサワラキャスティングやライトジギングに最強なのかを解説します。
26セルテートHDの衝撃:なぜ今「フルアルミ」なのか?
結論から言えば、このリールは「負荷が掛かった時の安心感」が段違いです。

禁断の「アルミ製エアドライブローター」搭載

今回の最大のトピックは間違いなくこれです。通常、ローターを金属(アルミ)にすると重くなり、巻き出しがドッコイショと重くなってしまいます。 しかし、ダイワは肉抜き技術の極致である「エアドライブデザイン」をアルミ素材で実現してしまいました。

メリット①:たわみがゼロ 樹脂ローターは高負荷時にわずかに歪み、パワーロスが発生します。アルミローターはその歪みが皆無。ハンドルを回した力が100%魚を寄せる力に変わります。
メリット②:感度が上がる 「金属は硬い」=「振動を伝えやすい」。潮の重みや前アタリが、カチカチの金属パーツを通して手元にビンビン伝わります。

もちろんボディも「アルミ製モノコック」

24セルテート同様、ボディはアルミ製の一体成型(モノコックボディ)。巨大なドライブギアを封入できるため、そもそもギアのパワーが違います。 「アルミボディ × アルミローター」という組み合わせは、これまでソルティガなどのSW大型機にしかなかった特権です。それが3000番~5000番サイズで手に入る時代が来ました。
商品スペック
| アイテム名 | 標準自重(g) | 巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転) | ギア比 | 標準巻糸量ナイロン(lb-m) | 標準巻糸量PE(号ーm) | ハンドルアーム長(mm) | ベアリング(ボール/ローラー) | 最大ドラグ力(kg) | ハンドルノブ仕様 | BB数 | メーカー希望本体価格(円) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| LT3000-CH | 225 | 85 | 5.7 | 8-150 | 1-200 | 55 | 12/1 | 10 | HG-T | 12 | 79,500 |
| LT3000 | 245 | 77 | 5.2 | 8-150 | 1-200 | 60 | 12/1 | 10 | HG-Tラージ | 12 | 82,000 |
| LT3000-XH | 245 | 93 | 6.2 | 8-150 | 1-200 | 60 | 12/1 | 10 | HG-Tラージ | 12 | 82,000 |
| LT4000-C | 255 | 82 | 5.2 | 12-150 | 1.5-200 | 60 | 12/1 | 12 | HG-Tラージ | 12 | 83,000 |
| LT4000-CXH | 255 | 99 | 6.2 | 12-150 | 1.5-200 | 60 | 12/1 | 12 | HG-Tラージ | 12 | 83,000 |
| LT5000D-CXH | 260 | 105 | 6.2 | 25-150 | 2.5-300 | 60 | 12/1 | 12 | EVAラウンドライト | 12 | 86,500 |
| LT5000D | 305 | 87 | 5.2 | 25-150 | 2.5-300 | 65 | 12/1 | 12 | EVAラウンドライト | 12 | 88,000 |
| LT5000D-XH | 305 | 105 | 6.2 | 25-150 | 2.5-300 | 65 | 12/1 | 12 | EVAラウンドライト | 12 | 88,000 |
【比較】24セルテート、セルテートSWとどう使い分ける?
「24セルテート(汎用)」や「セルテートSW」と迷っている方のために、決定的な違いを整理しました。
VS 24セルテート(汎用モデル)

24セルテート: ローターが「ZAION(カーボン樹脂)」で軽い。
- 向いている釣り:シーバス、エギング、通常のライトショアジギング。「止める・動かす」の繊細な操作重視。
26セルテートHD: ローターが「アルミ」で強い。
- 向いている釣り:サワラキャスティング、ロックショア、ボートシーバスのビッグベイト。「ゴリ巻きで主導権を渡さない」パワー重視。
VS セルテートSW

セルテートSW: 6000番以上の大型ボディ。
- ブリ、ヒラマサなどの大型青物狙いなら迷わずこちら。ただし重い。
26セルテートHD: 3000~5000番のコンパクトボディ。
- 「PE1.5号〜2.5号」で狙う釣りなら、SW機より圧倒的に軽くて疲れません。SW機は大袈裟すぎるが、パワーは欲しいという隙間を埋める存在です。
ラインナップ解説:狙い目の番手はこれだ!
26セルテートHDは、主に3000番〜5000番の展開です。特におすすめの番手をピックアップします。
本命①:LT4000-CXH(サワラキャスティングの神機)
スペック: 自重255g / ギア比6.2 / PE1.5-200m

解説: 大阪湾や瀬戸内海で大ブームの「サワラキャスティング(ブレードジギング)」にこれ以上のリールはありません。 高速巻きでのストップ&ゴーを繰り返すこの釣りでは、アルミローターの「慣性(回り続けようとする力)」が味方し、楽に高速リトリーブが維持できます。ヒットした瞬間の強烈なダッシュも、フルメタルボディがガッチリ受け止めます。
本命②:LT5000D-CXH(ライトショアジギング・磯ヒラ)


スペック: 自重260g / ギア比6.2 / PE2.5-300m
解説: 堤防からの青物や、磯でのヒラスズキゲームに。 PE2号クラスを使うならこの番手。SW機の6000番(約375g)と比べると100g以上軽いため、一日中シャクリ続けても集中力が切れません。「軽さは武器」でありながら「強さも手放さない」、欲張りなアングラーに最適です。
まとめ:26セルテートHDは「買い」なのか?
結論、「PE1.2号〜2.5号を使って、少し強引なファイトをしたい人」は即予約レベルで買いです。
特に、近年流行している「ブレードジギング」や「SLJ(スーパーライトジギング)での不意の大物」において、これほど信頼できる相棒はいません。 「いつか来るトロフィーサイズ」を絶対に逃したくないなら、樹脂ローターではなく、曲がらない「金属のローター」を選んでください。
人気番手(特に4000-CXH)は、2月の発売直後から即完売が予想されます。春のサワラシーズンに間に合わせるなら、今のうちにチェックしておくことを強くおすすめします。
合わせて買いたい「最強の相棒」ロッド
いかがでしたでしょうか。
それでは本日も皆様の爆釣と安全釣行をお祈り申し上げます。

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