2026年、シマノの近海ジギング用ベイトリール「グラップラー(300番サイズ)」がついに生まれ変わりました。 名機と言われた前作(17グラップラー)から実に9年。長い沈黙を破って登場した26グラップラーは、これまでの「入門〜中級機」という枠を完全に破壊するスペックを纏っています。
最大のトピックは、バンタムやメタニウムで評価の高い「コアソリッドボディ」を、ついに300番クラスのジギングリールに搭載したこと。
今回は、オシアコンクエストに迫る「ガチガチの剛性」を手に入れた新型グラップラーの全貌と、注意すべき発売時期について解説します。
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最大の武器は「コアソリッドボディ」
26グラップラーの進化の核心は、ボディ構造の抜本的な改革です。
- 一体成型フルアルミボディ(コアソリッドボディ) 通常、レベルワインドガードやサイドプレートは樹脂などの別パーツで構成されますが、今作ではメインフレームと金属(アルミ)で一体成型されています。
- 「たわみ」の排除 これにより、大型魚とのファイトや重いジグの操作時に発生するボディの「歪み・たわみ」を徹底的に排除。 ハンドルを回す力がロスなくギアに伝わるため、「ロープロ機はパワーで丸型に劣る」という常識を過去のものにしました。
まさに、「握りやすいオシアコンクエスト」と呼べる立ち位置に進化しています。

ジギングを変える「3つの実戦機能」
剛性以外にも、実釣性能を底上げする機能が詰め込まれています。
SVSインフィニティ(ブレーキ)搭載
前作は内部調整式の遠心ブレーキでしたが、今回は外部ダイヤルで瞬時に調整できる「SVSインフィニティ」を採用。 これにより、ジグのアンダーハンドキャストや、ナブラ打ちでのプラグキャストが劇的に快適になりました。サイドハッチを開ける手間から開放されます。
マグナムライトスプール搭載
低慣性で立ち上がりの良い「マグナムライトスプール(MGL)」を搭載。 スプールの回転性能が上がったことで、軽い力でもスッとルアーが飛び、バックラッシュのリスクも低減。フォール時のレスポンス向上にも寄与しています。
75mmロングハンドル標準装備
純正で75mmのロングハンドル(シングル)を標準装備。 高いボディ剛性と相まって、ディープエリアや抵抗の大きいドテラ流しでの回収もグイグイ巻き上げることが可能です。


スペックと発売時期
ラインナップは近海ジギングで最も汎用性の高い300番(右)/301番(左)サイズ。 ギア比は「HG(ハイギア)」と「XG(エクストラハイギア)」の2展開です。
- 発売時期(要注意!)
- 右ハンドル(300HG/300XG): 2026年4月 発売予定
- 左ハンドル(301HG/301XG): 2026年6月 発売予定 ※左ハンドルユーザーの方は、春の青物シーズン開幕に間に合わない可能性があるため注意が必要です。
- 価格
- 定価:41,000円(税別)
- 実売予想:3万円前後 コアソリッドボディ搭載でこの価格帯は、破壊的なコストパフォーマンスと言えます。
スペック一覧
| 品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 自重(g) | スプール 径(mm)/幅(mm) | 糸巻量PE(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB/ローラ― | 夢屋ハンドルノブタイプ | 夢屋ハンドルタイプ | 本体価格(円) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 300HG RIGHT | 6.3 | 7.5 | 340 | 43/22 | 1.5-500, 2-380, 3-250 | 85 | 75 | 5/1 | B | BH-2, 3, 4, 5 | 41,000円 |
| 301HG LEFT | 6.3 | 7.5 | 340 | 43/22 | 1.5-500, 2-380, 3-250 | 85 | 75 | 5/1 | B | BH-2, 3, 4, 5 | 41,000円 |
| 300XG RIGHT | 7.6 | 7 | 345 | 43/22 | 1.5-500, 2-380, 3-250 | 103 | 75 | 5/1 | B | BH-2, 3, 4, 5 | 41,000円 |
| 301XG LEFT | 7.6 | 7 | 345 | 43/22 | 1.5-500, 2-380, 3-250 | 103 | 75 | 5/1 | B | BH-2, 3, 4, 5 | 41,000円 |
まとめ:26グラップラーは「買い」か?
26グラップラーは、以下のようなアングラーにとって「最適解」となるリールです。
- 「オシアコンクエストは重いし高い…でもパワーと剛性は欲しい」という方
- 手が小さく、丸型リールのパーミング(握り込み)が苦手な方
- ジギングだけでなく、キャスティングも1台でこなしたい方
「ロープロは剛性が不安」という時代は終わりました。 9年分の進化を詰め込んだこのリールは、タチウオ、シーバス、青物、根魚と、近海のあらゆるターゲット相手に主導権を渡さない「小さな怪物」です。

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