「釣りを始めてみたいけど、道具が高そうで…」 「サビキ釣りの予備や、友達に貸すためのリールが欲しい」
そんな声に対して、2026年のシマノが出した答え。それが「26ネクサーブ(NEXAVE)」です。
実売価格5,000円〜6,000円前後(※店舗により異なります)という手に取りやすい価格帯でありながら、シマノが誇る基本性能をしっかり凝縮。 「安いからこれでいい」ではなく、「これで十分楽しめる」と思えるクオリティに進化しました。
今回は、初心者の方にはもちろん、ベテランアングラーのサブ機としても魅力的なこのリールの全貌を、過度な期待を煽ることなく、正直に紐解いていきます。
第1章:ネクサーブが目指した「心地よさ」の進化
これまで、アンダー5,000円クラスのリールといえば、ハンドルを回した時に「カチャカチャ」という少しチープな振動が手元に伝わるのが当たり前でした。 しかし、26ネクサーブはその「雑味」を減らすことに注力しています。
ガタつきを抑えた「高精度設計」

「サイレントドライブ」が搭載。ボディ内部の部品精度や配置が見直され、ハンドルを回した時のガタつきが前作よりも低減されています。 「スルスル」とまではいかないまでも、「ヌルッ」としたシマノらしい巻き心地のエッセンスを感じることができます。
ルアーを巻いている時の抵抗感や、魚が掛かった時の振動。 これまでは雑音にかき消されていた情報が、よりクリアに手元に届くようになりました。これは、釣りの上達を早める大切な要素です。
トラブルを減らす「AR-Cスプール」

初心者にとって一番のストレス、それは「ライントラブル」です。 特に風が強い日に糸がスプールからドバっと出てしまったり、バックラッシュしてしまったり…。 そんな悲しい事故を減らすために、シマノの代名詞である「AR-Cスプール」を標準装備。
スプールエッジ(糸が出る縁の部分)に特殊な傾斜をつけることで、ラインが放出される際の抵抗を整流。 これにより、飛距離を伸ばしつつ、トラブルを未然に防いでくれます。 「トラブルを直す時間」が減り、「釣りをする時間」が増える。これこそが、初心者に最も必要なスペックです。
第2章:デザインと所有する喜び

性能も大切ですが、釣具は「見た目」も重要です。 26ネクサーブは、黒を基調としたボディに、シックなシルバーやブルーの差し色が入ったクールなデザインに一新されました。
- 安っぽさを感じさせない塗装 エントリー機特有のプラスチッキーな質感を抑え、マットで落ち着いた塗装が施されています。
- どんなロッドにも合う 派手すぎないカラーリングは、シーバスロッド、エギングロッド、あるいは万能なルアーロッドなど、どんな竿にセットしても違和感なく馴染みます。
「カッコいい道具を使っている」という高揚感は、週末の釣りをより楽しいものにしてくれるはずです。
第3章:ラインナップとおすすめの使い分け
26ネクサーブは、アジやメバルといった小物釣りから、サーフでのヒラメ・青物狙いまで対応する幅広い番手が用意されています。 あなたのやりたい釣りに合わせて、最適な一台を選んでみましょう。
ライトゲーム・渓流に【1000 / C2000S】
アジング、メバリング、あるいは管理釣り場(エリアトラウト)でのニジマス釣りに最適です。
- C2000S:浅溝スプールモデルなら、細いラインを無駄なく巻けるので経済的。軽いルアーを繊細に操る釣りに向いています。
エギング・バス・ちょい投げに【2500 / 2500HG / C3000】
最も汎用性が高いサイズです。
- 2500:ブラックバスやエギング(イカ釣り)の基本サイズ。
- C3000:堤防からのサビキ釣り、チョイ投げ、シーバス(スズキ)釣りなど、「とりあえず海で何か釣りたい」という最初の一台にイチオシです。
ショアジギング・サーフに【4000 / 4000HG / C5000HG】
少し大きな魚を狙うならこのサイズ。
- 4000HG:サーフ(砂浜)からヒラメやマゴチを狙う釣りに。
- C5000HG:メタルジグを遠投して、サバ、イナダ、サゴシなどの青物を狙う「ライトショアジギング」のエントリーに最適です。剛性もしっかりしているので、安心してファイトを楽しめます。
第4章:シマノ入門機の中で、なぜ「ネクサーブ」なのか?

シマノには他にも「シエナ」「セドナ」「サハラ」といった低価格帯のリールが存在します。迷ってしまう方のために、26ネクサーブの立ち位置を整理します。
- シエナ(さらに安価)との違い シエナは「ワゴンリールからの卒業」に最適な素晴らしいリールですが、巻き心地の滑らかさや、全体的な剛性感においては、26ネクサーブが一歩リードしています。「長く快適に使いたい」ならネクサーブがおすすめです。
- セドナ・サハラ(少し上位)との違い 上位のサハラなどは「ねじ込み式ハンドル」や「HAGANEギア」を採用しているモデルもあり、耐久性やガタつきの少なさでは明確に上を行きます。 しかし、26ネクサーブは「供回り式ハンドル」でありながら、設計の見直しでそのガタつきを極力抑えています。 「予算5,000円台で、まずは釣りを始めたい」という方にとって、最もバランスの取れた選択肢と言えるでしょう。
第5章:ベテランアングラーにもおすすめしたい理由
この記事を読んでいる中には、ステラやツインパワーを使っている熟練者の方もいるかもしれません。 そんな方にも、26ネクサーブは「最高のサブ機」になります。
- ガシガシ使えるタフさ 高価なリールを磯場や砂浜に直置きするのは躊躇しますが、ネクサーブなら(丁寧には扱いつつも)もっと気楽にフィールドへ持ち出せます。
- 家族や友人のレンタル用に 「釣りに連れて行って」と言われた時、ライントラブルが起きにくい26ネクサーブは最適です。貸した相手が「釣りって楽しいね!リールもスムーズだね」と言ってくれたら、案内役としても鼻が高いですよね。
まとめ:釣りをもっと身近に、もっと楽しく

26ネクサーブは、最新鋭のテクノロジー満載のリールではありません。 しかし、シマノが長年培ってきた「リール作りの基本」を、誰もが手に取れる価格で丁寧にパッケージングした、誠実な一台です。
これから釣りを始める方にとっては、最初の相棒として最高の思い出を作ってくれるでしょう。 すでに釣りを愛している方にとっては、原点回帰の楽しさを教えてくれるかもしれません。
週末の天気予報を確認して、新しいネクサーブと共に水辺へ出かけてみませんか? ハンドルを回した瞬間、きっと自然と笑顔になれるはずです。
それでは本日も皆様の爆釣と安全釣行をお祈り申し上げます。

コメント